特殊な液体によってモコモコとした「葉」を付け、小型のクリスマスツリーのようになる観賞用バラエティーグッズ。OTOGINO(本社・大分県日田市)が発売元となり、インターネット通販を中心に販売され、クリスマスシーズンを前にして話題になっている。幹や枝となる紙製の本体をトレーの上に置き、鎖状のガーランドを枝に巻き付け、頂点に星飾りを付けたのちに「魔法の水(マジックウォーター)」と呼ばれる液体を注ぐと、これが本体に浸透。液体が枝の先々まで行き渡ると、水分が蒸発し、成分の酢酸ナトリウムが結晶化しながら本物の葉のように広がっていき、あたかも葉が覆い茂ったような状態を形づくる。これにラメ状のグリッターを散りばめれば、完成となる。酢酸ナトリウムの結晶は本来白色であるが、枝の部分に染料を染み込ませておくことによって自由に着色でき、グリーン、ホワイト、レッド、ミッドナイトブルー、イエロー、ピンク、レインボーのバリエーションが用意されている。いずれも12時間ほどで葉を付け、3~4日で枯れ落ちると説明されているものの、触ったり衝撃を与えたりしなければ、数週間にわたり観賞できるという。高さは16cmほどで、グリーンとホワイトのみ28cmほどのラージタイプもある。ショッピングサイトや店舗によって価格に差はあるものの、通常のものはおおむね600円前後で、ラージタイプは1000~1500円ほどで販売されている。同様の方法で、雪だるまの胴体部分に「雪」をまとわせる「マジックスノーマン(Magic Snowman)」も登場し、こちらは700円前後となる。