本州の四方位(東西南北)最端の地すべてを訪れた人に贈られる証明書。東端が岩手県宮古市のとど(魚へんに毛)ヶ崎、西端が山口県下関市の毘沙(びしゃ)ノ鼻、南端が和歌山県串本町潮岬、北端が青森県大間町の大間崎。これらを擁する4市町が、互いの交流と共同での全国発信による観光振興や地域活性化を目指して2004年1月に立ち上げた「本州四端協議会」が、同年4月から始めた「本州四端踏破ラリー」の達成記念として交付。シリアルナンバーと各首長の直筆サイン入りで、ほかにオリジナル携帯ストラップも贈呈。また、抽選で特産品が当たる特典もある。四端を踏破した人が、それぞれの自治体が発行する「到達(訪問)証明書」(有料)4枚のコピーか、四端を訪れたことが証明できる本人の写った写真4枚を、事務局のある下関市役所に送ると、無料で交付される。実施当初は反響も少なかったが、06年ごろからじわじわと知られるようになり、09年11月末現在386人が達成。4市町はほかにも「本州四端サミット」や東京でのPRイベント、「災害援助協定」などを通じ、交流を深めている。