JR東海が、日本の鉄道史を彩った車両を展示し「夢と想い出のミュージアム」として名古屋市港区に建設した鉄道博物館。2011年3月14日オープン。2階建て延べ約1万4000平方メートル。目玉は、世界最高速度を記録した3つの車両、C62形式蒸気機関車、955形式新幹線試験電車(300X)、MLX01形式超電導リニア車両をシンボルに、歴代の新幹線、在来線を含め39両の実物車両が展示されていること。また、日本最大面積を誇る鉄道ジオラマは、超電導リニアや、0系から700系までの新幹線が走る中、東海道新幹線沿線などの代表的な建物や景色、日常的な人々の様子を精緻に再現、夜間作業も含めた「鉄道の24時間」が楽しめる。そのほか、「N700系」新幹線の実物大運転台での運転シミュレーター(利用料1回500円)、8台の在来線の運転シミュレーター(利用料1回100円)、乗降時のドアの開閉、車内アナウンスなど「313系」の車掌シミュレーター(利用料1回500円)を体験することができる。鉄道部品や道具などをはじめ車両以外の貴重な資料も多く展示している。また、飲食コーナーでは1964年の新幹線開業当時の駅弁が復刻販売されるとのこと。開館時間は10:00~17:30。休館日は毎週火曜日と年末年始12月28日~1月1日。入館料は大人1000円、小中高生500円、3歳以上の未就学児200円で、団体割引がある。