明治大学が駿河台キャンパス(東京都千代田区)に2009年夏に開館する予定の、漫画とサブカルチャーの専門図書館。蔵書は同大工学部中退で、06年に肺がんで死去したコミックマーケット(コミケ)準備会の前代表、漫画評論家の米沢嘉博が所蔵していた漫画雑誌、同人誌など十数万冊が中心。地上7階建て、延べ床面積約810m2で、漫画を研究する大学施設では、京都市と京都精華大学が共同で運営する京都国際マンガミュージアムに次ぐ規模になるといわれている。蔵書の館内での閲覧は同大生以外にも開放する予定。同大は08年に「漫画文化論」や「日本先端文化論」、「クリエータービジネス論」といった科目のある国際日本学部を開設するなど、サブカルチャーに関する研究活動を推進している。(「コミックマーケット」「コミケ」は有限会社コミケットの登録商標名)