第2回のワールドベースボールクラシック(WBC 2009年3月5日から開催)で採用される、所定のイニングが終了しても勝敗が決しない試合を、スムーズに決着させるために用いられる変則ルール。延長12回が終了した時点で同点の場合、13回以降は両チームとも無死1、2塁の状況から攻撃を始める。タイブレークは08年北京オリンピックの野球競技でも11回以降で採用されており、11回だけは先頭打者を自由に決定できるというルールだったが、今大会では12回の最終打者とその前の打者が1、2塁にいる状態で13回をスタートする。13回で点差がつかなかれば、その後のイニングも同様の配置で始める。日本代表チームは、北京オリンピックの一次リーグのアメリカ戦で、タイブレークの末に敗北を喫している。