プロ野球で、投手が球を捕ってから投球動作に入るまでを15秒以内と定めたルール。15秒が経過するとボールが宣告される。2009年1月にプロ野球の実行委員会で、09年シーズンより導入することが決定した。もともと野球規則(8・04)では、無走者の場合、球を持った投手と打者が相対して、球が投手の手を離れるまでを12秒以内と定めている。実行委員会は08年よりエネルギー消費を削減するため、試合時間の短縮を図っており、無走者の時に投手が球を捕ってから投球動作に入るまでを15秒以内とする、よりルールを厳格化する独自の基準を採用。09年2月に、沖縄の名護キャンプでシート打撃練習に取り組んでいた日本ハムのダルビッシュ有や、日ハムとの練習試合を行った阪神の藤川球児に、さっそくこのルールでのボールが宣告され、各球団の選手や監督たちの間で、とまどいの色が広がっている。