イギリスで毎年行われている国際的なスピリッツ(蒸溜酒)の品評会。イギリスの酒類専門の出版社ドリンクス・インターナショナルが主催する。ウイスキー部門、ブランデー部門、ラム部門、ホワイトスピリッツ部門、リキュール部門があり、世界約30カ国から600品がエントリーされる。ウイスキー部門では約300品がエントリー。世界のウイスキー蒸留所のマスターブレンダーらが審査し、金賞、銀賞、銅賞などを決定する。最高賞は金賞の中から選ばれる「トロフィー」で、ウイスキー部門では、日本のサントリーウイスキーの「響30年」が2004、06、07、08年と、過去に4回受賞している。09年10月に行われた第13回では、ニッカウヰスキーの「竹鶴21年ピュアモルト」が初めてトロフィーを受賞した。ウイスキーの国際的なアワードとしては、イギリスのウイスキー専門誌「ウイスキーマガジン」誌の発行元が開催しているワールド・ウイスキー・アワード(WWA)もあるが、「竹鶴21年ピュアモルト」は、09年4月に行われたこの品評会でも世界最優秀賞を受賞するなど、高い評価を受けていた。