執事カフェ発祥の地、東京・池袋の池袋西口公園内に期間限定でオープンした、おばあちゃんたちが給仕を務めるおばあちゃんメイドカフェ。同公園内の東京芸術劇場をはじめとする池袋周辺の劇場などで、2010年10月30日から11月28日まで開催されている舞台芸術の祭典「F/T10(フェスティバル/トーキョー10)」参加の作品で、同イベントの紹介やグッズ販売などを行う特設会場「F/Tステーション」内で、期間中の祝日、週末に営業されている。プロデュースしたのは老いをテーマにした写真や映像作品で知られる美術作家のやなぎみわ。店名はアニメ「アルプスの少女ハイジ」に登場する、主人公の友だち(クララ)の家の厳格な女性執事(ロッテンマイヤーさん)に由来しており、「F/Tステーション」に入ると、彼女をイメージした、笑顔を一切見せない老メイドたちから「お帰りなさいませ、お嬢様(ご主人様)…」と、上品で丁寧、かつ非常に威厳のある声音で一斉にあいさつされる。メイドは公募で集められた20代から70代の30人の女性で、高齢に見えるメークが施されているという。最終週の11月23日、27日、28日には、やなぎみわ演出、メイドたちの出演による、カフェ内演劇「カフェ・ロッテンマイヤー」も上演される。