宝塚歌劇団の月刊誌。1918年(大正7)創刊。現在は「FIGARO」などを出版している阪急コミュニケーションズが発行。2009年1月で通算1000号を迎える。初代編集長は宝塚歌劇団の創立者である小林一三。当時の誌面の大きさはA5サイズで50ページ中グラビアは2ページ。当初は年4回発行だったが、21年から月刊誌となった。28年に通算100号。32年からは表紙が“生徒”の顔写真となり、現在まで続いている。与謝野晶子をはじめ、田辺尚雄や山田耕筰、三浦環、有島武郎、小山内薫、菊池寛などそうそうたる外部寄稿者が名を連ねた。40年の戦時下にいったん廃刊となるが、第二次世界大戦後の46年4月に復刊。このころ手塚治虫が漫画を連載している。現在は定価600円で毎月5日発売。最新の2008年12月号で160ページ。表紙となる生徒は、いわゆる“トップスター”の主演男役、主演娘役が主だが、他の男役、たとえば“二番手男役”がこの表紙を飾るときは、いずれ主演男役になるとも言われている。内容は、花、月、雪、星、宙の各組人気スターのポートレートやステージショットのほか、公演座談会やインタビュー、スターのイラスト付きコラムや1日追跡コーナー、読者投稿欄「高声低声」など、タカラジェンヌと歌劇団を身近に感じられるものとなっている。