陸上競技の国際大会で用いられる英語のスタート合図で、「位置について」と「用意」のこと。続いてスタート信号(号砲)となる。2010年6月4~6日に開催された日本陸上競技選手権大会の短距離種目は、「1回目のフライングで失格」という2010年改正の新しい国際規則とともに、この英語のスタート合図が導入された。選手の間には戸惑いも見られたが、国際基準に慣れることと同時に、スターターによって「よーい」の長さにばらつきがあるという日本語スタートの問題点を解消する狙いもある。10年から3年間は移行期間で、新規則と英語スタートは日本陸上競技連盟が指定する大会に限定される。「マークス」という複数形の表現が用いられるのは、クラウチングスタートで両手をスタートラインに合わせるため。