精神科医で慶應義塾大学の大野裕教授が監修する、うつ病治療で効果の高い認知行動療法が体験できるサイト。うつ病の治療そのものを行うのではなく、認知療法のスキルを使って、日常的に経験する、仕事や人間関係のストレスや、トラブルの不安を和らげ、気持ちを軽くしたり、心を整理したりするツールとしての利用を目的としている。認知療法、認知行動療法とは、薬物療法とは別に、うつ病やパニック障害などの精神疾患に効果があると注目されている精神療法(カウンセリング)で、ものの考え方や受け取り方(認知)に働きかけて気持ちを楽にしたり、行動をコントロールしたりする治療法である。人はストレスを感じると悲観的になり、問題を解決しづらい心の状態に追い込まれていくが、認知療法は、そうした考え方のバランスを取って問題に上手に対応できるコツを身につける方法である。心の落ち込み度をチェックする「うつ度チェック」や、困った状況などを書き込むと適応的思考が自動返信される「かんたんコラム法」などが受けられる。コンテンツの利用は有料で1カ月税込み735円。6カ月会員は税込み3150円、1年会員は税込み5250円。支払いは銀行振込かクレジットカード。また、先行する携帯電話版「うつ・不安に効く.com」でも1カ月税込み315円で認知療法が体験できる。