選択式の質問に答えることでストレス度と落ち込み度を判定するウェブ上のサービス。東海大学医学部付属八王子病院健康管理センターで用いられているシステム「メンタルチェック」を基に、同大学と医療品メーカーの株式会社サクライ(東京・江東区)が携帯電話用に共同開発したシステム「Fish Bowl Index」(fish bowlは金魚鉢という意味)を利用し、2009年2月よりサービスを開始した。ユーザー自身を金魚に見立て、金魚鉢のなかのさまざまな環境で心の健康状態をあらわす。自殺防止対策として首都圏を中心に20以上の自治体で導入されており、東京都世田谷区や神奈川県厚木市など各自治体のウェブサイトから無料でサービスを利用することができる。判定結果をあらわすイラストでは、自分の健康などに対するストレスがあると、赤い金魚が傷を負ったり、対人関係のストレスがあると、水槽内の黒い金魚が凶暴になったり、社会的なストレスがあると、猫が鉢を脅かしたりする。また、落ち込み度は水の透明度で表現され、レベルが上がるごとに鉢のなかの水がにごっていく。同サービスには、本人が設問に答える「本人モード」のほか、家族など身近な人の状況をチェックすることができる「家族モード」、産後のうつに対応する「赤ちゃんママモード」、アルコール依存症をチェックする「アルコールチェックモード」などもある。