日本地ビール協会とビアフェス実行委員会主催による、毎年恒例の日本最大のビールの祭典で、「ビアフェス(beerfes!)」の呼び名でも知られる。入場時に50ccサイズの試飲用グラスがわたされ、その際に支払う入場料のみで、各地域の醸造所で土地柄を生かして生産される地ビールや、伝統技法に基づいてこだわりの味わいを追求するクラフトビール、あるいは独特な個性をもつアジア圏のビールを、実に120~200種類にわたって自由に何度でも試飲できる。1998年の東京での開催を皮切りに、2003年からは大阪、06年からは横浜と開催地を広げ、会場によっては、ビール審査会の「ジャパン・アジア・ビア・カップ」や「インターナショナル・ビアコンペティション」の入賞ビールを試飲できるコーナーも設けられる。奔放になりがちな飲酒イベントであるだけに、規律を重んじており、20歳未満の入場は小学3年生以下の児童を保護者同伴で認める以外に不可、場内で配布・販売される以外の飲食物の持ち込みや座り込みなどは禁止、また泥酔状態や主催者の指示に従わない入場者は主催者判断で退場させられる。09年度の「beerfes! 2009」は、東京会場として恵比寿ガーデンプレイスで6月6~7日まで、大阪会場として京セラドーム大阪で7月18~20日まで、横浜会場として横浜港大さん橋で9月19~21日までそれぞれ開催され、合計で約1万8000人の入場者を見込むという。また、入場料は、東京会場のみ当日券4800円、前売り券4300円で、他は当日券4300円、前売り券3800円となる。