厚生労働省が運営する、10~20代の若者向けの心の不調に関する対処法を紹介するサイト。日本は先進国の中で自殺率が非常に高く、12年連続で年間の自殺者が3万人を超えている。特に15~34歳までの世代の死因で自殺がトップに位置しているのは日本だけだと言われている。こうした現状から、政府はさまざまな自殺対策の取り組みを実施しており、その一環として厚生労働省が2010年9月に開設した。10~20代は特に精神疾患が発病しやすい時期だとされており、こうした若い世代を支えるため、心の不安やうつ病をはじめとする精神疾患などについてわかりやすく解説、医療機関などへ相談のしかたなども紹介している。具体的には、ストレスやうつ病などに対する正しい知識、精神的に少し疲れたときの対処法、実際にうつ病などにかかって立ち直った人たちからのアドバイスなどがまとめられている。この他、若い世代を子に持つ家族や学校などの教育機関向けのサイトも用意されている。また、ウェブサイト以外に携帯サイトもあり、「こころもメンテしよう」で検索できる。