ドイツのフランクフルトで毎年開催される、世界最大級の日本映画祭。日本の話題作や最新の映画が上映され、観客の投票によって「ニッポン・シネマ・アワード」が選定されるほか、デジタル形式で制作されたアニメーション、短編、ドキュメンタリー映画、1960年代のレトロなインディペンデント作品、アートアニメといった、さまざまな日本の映像作品が上映される。また、日本食やファッション、マンガなどのサブカルチャーの紹介や、紙芝居、緊縛芸術などのパフォーマンス、日本のアーティストによる展覧会といったイベントも同時に開催されている。もともとは学生を中心としたメンバーの熱意により生まれた映画祭で、第8回となる「Nippon Connection 2008」(08年4月2日から6日まで開催)では、日本国内の映画館で上映中止が相次いで話題となった「靖国 YASUKUNI」(李纓監督)を含め、100本以上の映画が期間中に上映された。