夜景評論家の丸々もとおが事務局長を務める日本夜景遺産事務局により選定された、日本各地の夜景鑑賞地。すでに知られた観光地の夜景だけでなく、地方に埋もれている夜景を発掘し、観光資源としての付加価値をアピールしていくことを目的として、2004年7月から選定を行っている。公共性、安全性、利便性、芸術的価値のほか、所在する都市、市町村の文化的、景観的特徴が生きた夜景であるか、など8つの選定基準が設けられている。「自然夜景遺産」、「施設夜景遺産」、「ライトアップ夜景遺産」、「歴史文化夜景遺産」の4つのカテゴリーに分けられ、5回目となる09年7月の発表までに、合計121カ所が夜景遺産地に認定されている。09年10月9日には、同事務局と産経新聞社の主催、観光庁の後援で、第1回「日本夜景サミット」が東京都港区の六本木ヒルズで開かれ、観光に従事する自治体や企業の関係者などが集まった。また、09年11月22日には、夜景に関する知識を問う、第2回「夜景鑑賞士検定」が実施される。08年11月に行われた第1回では、約1800人の受験者のうち、874人が資格認定された。