日本野球機構(NPB)、セントラル野球連盟、パシフィック野球連盟によるプロ野球リーグで、守備のベストナインに贈られる賞。スポンサーは三井グループで正式名称は三井ゴールデン・グラブ賞。投手や強打者などに比べてあまり目立たない守備の名手たちに光を当てた賞で、ペナントレース終了後の11月ごろ、規定を満たした選手の中から、セ・リーグとパ・リーグそれぞれのポジションごとに1人ずつ選出される。投手は、規定投球回数以上投球しているか、チーム試合数の3分の1以上登板している選手。捕手、内野手、外野手はチーム試合数の2分の1以上そのポジションで出場、または守備していることが条件。有資格者の中から、新聞社、通信社、テレビ局、ラジオ局のプロ野球担当記者として、5年以上にわたって現場での取材を主に担当している記者たちが投票で選ぶ。1972年にダイアモンド・グラブ賞としてスタートし、86年に現在の名称に変更された。受賞者には三井広報委員会から黄金色のグラブや賞金が贈られる。