任意団体「鮮魚の達人協会」が認定した「魚のエキスパート」。2009年11月現在、北海道から沖縄まで、全国各地に48人いる。鮮魚の達人協会は、全国の仲卸業者や漁師有志が結んでいる独自の鮮魚取引ネットワークで、各地の水揚げ情報をやりとりし、卸売市場を通さずに量販店や飲食店に出荷している。各地で水揚げされる鮮魚を直接取り引きするだけでなく、全国的には無名な魚や、これまで見栄えが悪くて廃棄されてきた魚などのなかからも、「達人」の目利きにかなうものを見つけ出して、取り引きする。09年12月からはインターネットでの直販も始まった。同協会では、現在も「達人」を募集中だが、認定されるには協会の認定試験を受け、合格しなくてはならない。