全国のチンドン屋が集まり、技とアイデアを競うイベント。1955年に始まり、富山県富山市において、同市と、同市商工会議所の主催で、毎年4月に行われている。チンドン屋とは、商店や催しなどの宣伝のために、2人組~5人組程度で、人目を引く奇異な格好をして、小太鼓や三味線、鉦(かね)やクラリネットなどを鳴らし、街を練り歩くもの。鉦と太鼓の音から「チンドン屋」と呼ばれる。2009年4月3~5日に行われた第55回全日本チンドンコンクールには、全国から30チームが参加。最終日の本選では、大阪府の「ちんどん通信社 囃子(はやし)座」が2年連続4回目の優勝を勝ち取った。コンクールを締めくくる「チンドン大パレード」には、アマチュアの30チームも加えた全60チームが参加し、市内の目抜き通りを練り歩いた。