サッカー関連の出版事業などを展開するフロムワン(本社・東京都中央区)が運営する、スポーツ複合施設「SPORDIUM YOKOHAMA」(スポージアム・ヨコハマ)内の、多目的フットサルコートおよび周辺施設の名称。横浜市のみなとみらい21地区に、2010年6月5日、グランドオープンした。「キャプテン翼」は1981年から「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された高橋陽一による人気サッカー漫画で、シリーズの国内累計発行部数は7000万部を突破している。83年から始まったテレビアニメも大ヒットして、子どもたちの間でサッカーブームを巻き起こし、日本のサッカー人気に大きく貢献したほか、フランスやイタリアなど海外でも放映され、元フランス代表のジダンや、イタリアのデルピエロ、トッティといった名選手たちもファンであったといわれている。キャプテン翼スタジアムは、高橋の発案により企画がスタート。施設はキャラクターの名前を冠した、翼コート、岬コート、若林コートの3面のコート、クラブハウスの「TSUBASA HOUSE」からなり、併設されたスポーツカフェ「TSUBASA Cafe」では、「翼バーガー」「あねごの応援プレート」「ハイボールは友達」「吉良監督の泡盛」といった、作品にちなんだメニューを提供。名誉館長である高橋が提供したユニホームなど翼グッズも展示され、大型プロジェクターによるスポーツ観戦を楽しむこともできる。グランドオープンに先駆けた6月2日、横浜市は同施設で2022年のFIFAワールドカップ招致のための「日本招致イベントin横浜」を開催。林文子市長と高橋名誉館長のコンビが、漫画に登場する必殺シュート「ツインシュート」を披露するなど、さまざまなパフォーマンスで招致をアピールした。