サッカー・ワールドカップの最優秀選手(MVP)に授与される賞。正式名称は「アディダス・ゴールデンボール賞」で、1982年スペイン大会で創設された。2010年南アフリカ大会では、ウルグアイ代表の40年ぶりの4強進出に貢献したFWディエゴ・フォルランが受賞。決勝に進出しなかったチームからの選出は、1990年イタリア大会のサルバトーレ・スキラッチ(イタリア)以来2人目。受賞者の選出は、国際サッカー連盟(FIFA)の技術委員会が選ぶ候補選手のなかから、ジャーナリストの投票によって行われる。南アフリカ大会では、次点にオランダ代表のMFベスレイ・スナイダー、3位にスペイン代表のFWダビド・ビリャが名を連ねた。得点王に授与されるゴールデンブーツ賞(Golden Boot Award)は、5得点で並んだフォルランら4人のなかから、アシスト数で上回ったドイツ代表のMFトーマス・ミュラーが選出された。ミュラーは、21歳以下の最優秀若手選手に贈られるベストヤングプレーヤー賞(Best Young Player Award)にも輝いた。最優秀ゴールキーパーに贈られるゴールデングローブ賞(Golden Glove Award)は、スペイン代表のイケル・カシリャスが受賞。