正月に食べるうどんのこと。2008年に香川県内の製麺(めん)業者などが発足させた「さぬきうどん振興協議会」が、正月の新たな国民的行事として普及させることを目標にPRしている。09年7月には、さぬきうどん協同組合、香川県製粉製麺協同組合、小豆島手延素麺協同組合の登録商標となっている。同協議会では、「年の初めに食べることにより、その年の人々の幸せを願う」として、元旦から1月15日までに食べ、白いうどんに新春を祝う「紅」の具材を添えることと定義している。トッピング例として、紅いかまぼこや梅干し、海老の天ぷら、にんじんのかき揚げなどを挙げている。香川県では、年越しそばの代わりに年越しうどんを食べるなど、太くて長いことから縁起物として、うどんを慶事に食べる習慣がある。年明けうどんを新しい食習慣として全国に広め、うどんをはじめ麺業界全体のさらなる活性化につなげることを目指している。