出産や妊娠年齢が高齢化する中で、女性が、妊娠についての正しい知識を身につけて、後悔しない妊娠・出産の主体的選択をしていく活動。「妊活.net」や「妊活。」など複数のウェブサイトがあるほか、妊娠の知識などを知ってもらおうとするイベントを女性誌が開催している。女性の社会進出が当たり前のようになり、日本女性の平均寿命も25年連続世界一という長寿社会になったことなどから晩婚化・未婚化が進み、それにつれて妊娠・出産の年齢も高くなってきている。しかし、医療が発達し、健康や美容に気を使っていつまでも若々しく生きる女性が増えても、女性のからだの生殖機能は年相応の変化をたどる。「妊孕性(にんようせい 妊娠する力のこと)」が高い時期、つまり妊娠・出産に適している時期は、20代から35歳までといわれ、個人差はあっても高齢での妊娠・出産にはそれなりのリスクが伴う。妊娠・出産を前向きに考える女性が、そうした事実を認識して、妊娠・出産という人生の選択を主体的にし、後悔しない生き方をするために提唱された。