「東京ゲームショウ(TGS)」は、世界最大規模の家庭用ゲーム機及び新作ソフトの見本市。主催は一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)で、1996年にスタートした。2011年は9月15~18日(15~16日はビジネスデイ、17~18日が一般公開)、千葉市美浜区の幕張メッセ1~8ホール及び国際会議場で開催。日本やアメリカをはじめ、韓国、中国、スペインなど16カ国・地域から193社が715タイトルを出展。4日間で過去最高の22万6687人が来場。今回特徴的だったのが、ソーシャルゲームの隆盛。運営サイト2強の一つGREE(グリー)は、初出展ながらソニーに匹敵する広さのブースを占め、存在感を示した。一方TGSとの同時開催で話題となった「アミューズメントマシンショー(AMショー)」は、社団法人日本アミューズメントマシン工業協会(JAMMA)と全日本遊園施設協会(JAPEA)が主催する、世界最大級のアミューズメントマシン・遊戯機器等の総合展示会。第49回は9月15~17日(15~16日は業者招待日、17日が一般公開日)、同じ幕張メッセの9~10ホールで開催。36社が約1000点を出展し、3日間で3万3464人と前年を上回った。今回は初の試みとして「テーマステージ/テーマ展示」を設置。パネルディスカッションやAMマシンの変遷を紹介する展示などを実施した。今回の同時開催について、ゲーム業界では双方に出展する企業が多いので、見本市としての相乗効果と展示の効率化が期待できるとしている。今後はゲームセンターなどの運営施設を中心とする社団法人全日本アミューズメント施設営業者協会連合会(AOU)主催の、「アミューズメントエキスポ」を含めた統合も視野に入れた改革が進むものと見られる。