携帯用ゲーム機「ニンテンドーDS」の後継機種の名称(以下「DS」と略。いずれも登録商標)。DSは二つ折りの機体を開くと、タッチスクリーン式のカラー・ディスプレーが上下に配置され、入力操作は付属のタッチペンで行うゲーム機である。2004年12月に発売以来、その後に発売された上位機種のDS Liteとともに、08年6月までに国内外総販売台数は7754万台を計上している。娯楽などのゲーム、学習用、料理レシピ、小説集などさまざまなソフトからワンセグ視聴のためのアダプターまで、本体を中心に多くの関連商品が開発されていることは、商品の根強い人気を示している。だが08年度の第1四半期では、国内での販売台数は鈍化し始めている。後継機種のDSiは、30万画素の内蔵カメラや音楽プレーヤーの機能などを追加し、SDメモリースロットを備え、外観は液晶画面を3インチのLiteよりもサイズアップして3.25インチとし、厚さを21.5mmから18.9mmへとスリム化するなど、同類の携帯用ゲーム機である「PSP(プレイステーション・ポータブル)」や「アイ・フォーン」などを意識し、これまでの携帯電話機が標準的に備えている機能を追加したことが特徴となっている。発売は2008年11月。