北九州市のリーガロイヤルホテル小倉が、2010年の干支(えと)「寅(とら)」にちなんで発売したトラ柄模様の和風ロールケーキ。“虎の巻”をイメージした、直径5cm、長さ35cmの細巻き。1本1050円。黄色い生地には、何度も焙煎し、通常のきな粉よりも色が濃くて、きめ細かく香ばしい「黒須黄粉(くろすきなこ)」を使い、トラの黒い縞模様は、ミネラルを多く含んだ竹炭パウダーで、パティシエ・シェフ自らが手描き。ロールケーキの中身には、生クリームといっしょに、相性の良い小倉(おぐら)こしあんが巻き込んである。「シュガーロード」とも呼ばれ、古くから菓子文化の発達した長崎街道の起点である小倉(こくら)と小倉(おぐら)あんを掛けて発案されたとのこと。小倉の土産として、また寅年生まれの人の祝いごとやプレゼントに売り上げが期待されている。ちなみに丑(うし)年の09年には、白黒模様の「モーモーロール」を発売したところ月に300本ほど売れる人気商品となっている。