人工壁を登る速さや高さを競うスポーツクライミングの障害者競技のこと。「視覚障害」「片足切断」「その他の障害」の3部門があり、視覚障害部門は「全盲」「強度弱視」「軽度弱視」の3クラスに分かれている。視覚障害部門では、選手に指示を出すナビゲーターが付き、人工壁に設置されたホールド(突起物)の位置や距離を教える。国際スポーツクライミング競技連盟(IFSC)は1991年からスポーツクライミング世界選手権を開催しているが、2011年からパラクライミング部門も同時開催するようになった。11年大会では強度弱視の部で、日本の第一人者である小林幸一郎(44歳)が金メダルを獲得している。スポーツクライミングは、東京都が招致に立候補している20年夏季オリンピックの追加競技候補となっている。