「明鏡国語辞典」を刊行している大修館書店が、国語辞典に載せたい言葉を中高生から募集したキャンペーン。第3回となる2008年は、全国から474校、6万2805作品の応募があり、12月9日に受賞結果が発表された。最優秀作品賞には、「チェンソー」(総理大臣がかわること。「CHANGE 総理」の略)、「老働」(定年退職後、年金では生活をまかなえず働きにでること)など社会的なものから、「タヒる」(漢字の「死」に似ていることから、「もうだめ」といった軽い意味でメールで使われる)、「指恋」(好きな人と携帯でメールをすること)など携帯メールから生まれたもの、「ガチ」(真剣に)、「姫」(少し、かわいい)など形容詞的に使われているものなど、10作品が入選した。国語辞典の編者で、同キャンペーンの審査委員長である北原保雄氏は講評の中で、言葉の意味や使い道を創作することを通し、言葉を大切にする心を育んでほしいと話している。