民謡歌手の日本一を決めるコンテスト。民謡界で最も権威があるとされる。日本民謡協会主催。第22回目の2009年大会は、5月24日に東京のNHKホールで開催され、6月6日にNHK総合で放送された。全国各地の民謡大会の優勝者180人の中から、テープ審査で選ばれた30人が出場。「佐賀の民謡まつり全国大会」で優勝した、佐賀県伊万里市の16歳の高校生、力武杏奈さんが「佐賀タンス長持唄」を歌い、初出場ながら大会史上最年少で、最高賞のグランプリに輝いた。「佐賀タンス長持唄」は女性が嫁入り道具のタンス一式を運びながら歌う祝いの歌。また、奨励賞には、「日本民謡協会全国大会」優勝者で「南茅部鱈釣り口説(みなみかやべたらつりくどき)」を歌った日和かつ子さんと、「お立酒全国大会」で優勝し「お立酒(おたちざけ)」を歌った大塚有朗さんが選ばれた。