脊椎の動きから不注意運転を監視するドライビングモニターシステムで、カー用品製造販売のTrywin(トライウイン)が2010年1月から販売を開始した。通常、ドライバーは運転中に、ミラーの確認、ハンドルやシフトレバー、アクセルやブレーキなどの操作を絶えず行う。これらの基本運転動作には個人個人のパターンがあり、このシステムではシートに装着するエアーマットのセンサーが、始動から約10分間、これを計測して、ドライバーの動作傾向を解析。そして、ドライバーが居眠り、脇見、携帯電話の使用をはじめとする「ながら運転」などを行い、運転への集中力が散漫になると、基本運転動作の変動や減少が生じるため、これをセンサーが感知する。その情報は、おもにシートの下に置くことになる小型の本体部に送信され、7段階のレベルで判断。ドライバーの目前に設置するパネルがLED(発光ダイオード)の点灯でレベルを表示し、レベル6に相当する注意運転状態やレベル7の危険運転状態になると、警報音を発して注意を促す。警報音はブザー音や女性の声が用意されているほか、5秒ほど好きな音声を録音し、オリジナルの警報音を作ることもできる。シートのヘッドレストがポールの差し込み式であるタイプにのみ適合し、オープン価格であるが、メーカー直販では4万4800円で販売されている。