アメリカのカリフォルニア州にあるリゾート地、サンタバーバラで、1985年から毎年1月下旬から2月上旬にかけて、10日間ほど行われる国際映画祭。長編映画や長・短編ドキュメンタリー、長・短編アニメーション映画を対象に、インディペンデント部門やインターナショナル部門、スペイン/ラテンアメリカ部門、イースタン・ブロック(東欧)部門など多彩なカテゴリーで賞を授与している。近年は日本映画界からも、「アマルフィ」(織田裕二主演、西谷弘監督)、「クローズZERO II」(小栗旬主演、三池崇史監督)などが参加し、上映されている。2011年1月27日~2月6日まで開催された第26回では、江口洋介と蒼井優がダブル主演し、深川栄洋(よしひろ)が監督した映画「洋菓子店コアンドル」が、アジア映画のコンペ部門では最高賞の「イースト・ミーツ・ウエスト賞」を受賞した。前年の同賞受賞作品は、韓国映画の「母なる証明」。深川監督は34歳と若手ながら、受賞作のほか11年1月に「白夜行」が公開され、8月には「神様のカルテ」が公開予定など、新作を次々と発表しているが、この賞が初の受賞となった。