グッズ展開を中心にした「ハローキティ」などのキャラクターで知られる(株)サンリオが、2009年10月に送り出した2匹の猫のキャラクター。大人さながらにストレスが多く、癒されたいと感じている小学校高学年から中学生を対象にし、あえて擬人化せずに、猫ならではの表情や遊び心を取り入れて創作したという。外観や全身のバランス、目や鼻の位置関係、大きな耳などはハローキティの延長線上にあるデザインといえるが、子どもでも簡単に描けるようなシンプルなディテールでまとめられ、ヒゲの数も左右1本ずつ少ない2本ずつであるほか、創作コンセプトにそった自然体のポージングと表情で差別化を図っている。ニョッキは「マイペースだけどニクめないドジで不器用ないたずらこねこ」と性格付けられたオスの黒猫で、ペンネは「ニョッキより年下だけどいつも上から目線の器用で世渡り上手なひとなつっこいちゃっかり娘」という小さなメスの白猫。2匹はイタリアンレストランのシェフに飼われていたが、いろいろなところへ行きたくなり、一緒に飼い主のもとを離れたとのプロフィール設定が用意されている。同年11月11日から、ぬいぐるみや文具など各種ファンシーグッズの発売が開始され、携帯電話の待ち受け画像をプレゼントするキャンペーンや、パソコンの壁紙や時計表示を行うガジェットのダウンロードサービスが行われている。