富山県富山市の中学3年生、山本良太くんが発明した「猫いたずら防止装置」。2006年3月に特許を出願し、09年6月19日に登録された。装置は、縦約50cm、幅約30cm、高さ約50cmで、木の板に取り付けられたプラスチックの台に猫が乗ると板が傾き、糸でつながれたフィルムケースを引く。するとケースも傾き、中に入れた猫の苦手なミカンなどの搾り汁を垂らす。同時に板の下では電源スイッチも押され、猫の顔の高さに設置されたペットボトル製のプロペラが回転して、においを広げる、というもの。「2」としたのは、先に発明した装置に柑橘系のにおいを加え、撃退力を強化した改良型だから。野良猫に網戸を破られたことがきっかけで、「猫を傷つけずに追い払う装置」を作ろうと、およそ半年掛かりで製作したという。山本くんは、小学校6年生のときに「傘の置き忘れ防止装置」ですでに特許を取得しており、今回が2つ目になる。