星の数による格付けで知られる「ミシュランガイド」が初めて発行した京都・大阪のレストラン・ホテルガイドで、日本語版と英語版がある。発売は2009年10月16日。日本編としては、07年から発行を始めた「ミシュランガイド東京」に続く第2弾となる。日本人調査員を中心とする7人の調査員が、07年秋から約1000店を匿名で調査。最高評価の3つ星は、京都が「菊乃井本店」「吉兆 嵐山本店」「千花」「つる家」「瓢亭」「未在」の6店、大阪の「ハジメ」と合わせて計7店となった。以下2つ星が24店+旅館1軒、1つ星が116店+旅館2軒で、星を獲得したのは計150。また庶民派グルメとして、おでんや串揚げの店、居酒屋なども掲載された。同ガイドはフランスのタイヤメーカー「ミシュラン」が、1900年にドライブのための小冊子として無料配布したのが始まり。26年より星付き評価を始め、やがてグルメの世界的権威とされるようになった。2010年版は23カ国を対象に24種類を発行。09年版は世界で120万部以上を販売している。