クラシックカーを連ねて日本国内の世界遺産(自然遺産、文化遺産)などを巡りながら、東京~京都間を走破するイベントで、主催は一般財団法人ラリーニッポン。2010年11月5日、東京の赤坂サカスをスタートして4日間で1都1府10県を走り切り、同8日、京都市北区の上賀茂神社にゴールした。地域の伝統文化や美しい自然を100年後の子供たちに伝えようと、社団法人日本ユネスコ協会連盟が09年4月に発足させた「未来遺産運動」に賛同する公式連携事業の1つで、同年に続いて2度目の開催となる。今回のコースは赤坂サカスから横浜中華街~箱根~山中湖を経て長野県を横断。能登半島を巡り琵琶湖東岸を経て、奈良~京都へと至る約1300キロ。これを「ブガッティT35B」(1925年製、フランス)や「アストン・マーチン・インターナショナル」(31年製、イギリス)など、74年までに製造された往年の名車68台が独特のエンジン音を響かせながら走り抜けた。中には、「ACエース」(54年製、イギリス)に乗った雅楽師の東儀秀樹や、「トヨタ2000GT」(67年製、日本)で参加した俳優の唐沢寿明など、有名人の姿も見られ、沿道から熱い声援を受けていた。(各車の製作年は主催者発表)