紀元3世紀にイタリアに実在した、キリスト教の司祭バレンティヌス(Valentinus、英語名はバレンタイン Valentine)が、殉教した日にちなんでいる。269年ころ、時の皇帝は、ローマ軍兵士の結婚を禁止していたが、バレンティヌス司祭が兵士と恋人たちを救い、結婚式を挙げさせたため迫害を受け、処刑されたとされるなど、諸説がある。それらと、ヨーロッパ各地の祭礼で贈り物を交わす習慣などが混同され、日本に伝わったものと考えられている。2月14日に、チョコレートを贈る風習は、日本独特のもので、欧米では、花や、カード、服飾品などを家族や友人と贈り合うところもある。なお、バレンタインデーの贈り物として、1958年に日本で初めて「バレンタインチョコレート」を発売したのは、株式会社メリーチョコレートカムパニー(本社は東京都大田区)。