Friedmanこと元MEGADETHのマーティ・フリードマン(ギター、1962年生まれ)、Ayanocozeyこと氣志團の綾小路翔(ベース、生年非公表)、Nanaこと女性シンガーの谷村奈南(ボーカル、1987年生まれ)、TakamiyことTHE ALFEEの高見沢俊彦(ギター、1954年生まれ)、Akebonoこと大相撲元横綱の曙太郎(ドラム、1969年生まれ)が結成したロックバンド。日本コカ・コーラの炭酸飲料「ファンタ」サイドからの綾小路への打診をきっかけに、同氏がかねてより共演を望んでいた高見沢を誘い込み、それぞれの頭文字を並べると「FANTA」となる個性的なメンバーが結集したとされる。派手な外見と衣装、パフォーマンスから元祖「王子」としても知られる高見沢がリーダーを務める。2010年2月からファンタのテレビコマーシャルに出演し、当初は個々のメンバーの判別が難しいカット展開のもと、楽屋からステージへ向かうシーンを描き、謎のロックバンドの位置付けで登場。そのメンバー構成が話題となった。その後の同年3月10日、東京のHMV渋谷店にてデビュー記念イベントを開催し、メンバーが正体を明かすとともに、広告のための結成を否定し、今後の展望を語った。特に、06年の第57回「紅白歌合戦」でDJ.OZMAの名義でソロ出演し、バックダンサーたちに裸のように見えるボディースーツを着せてのパフォーマンスで物議を醸した綾小路は、このバンドで紅白への返り咲きを果たしたい意向を示しており、今後のオリジナル楽曲の作成など、アクティブな活動への意欲をコメントしている。それを裏付けるように、6人目のメンバー募集も行い、ソーシャル・ネットワーキング・サービスのGREEで公式ファンクラブを開設。さらに、同年3月17日発売の「週刊少年マガジン」16号から、ギャグ漫画「魁!クロマティ高校」などの作者として知られる野中英次が、FANTAのメンバーをモチーフにした「最強!FANTAバンド伝説!!」を毎月1話の月イチ連載で開始している。