「人間は自然に内包される」をコンセプトに、新潟県の越後妻有地域(十日町市、津南町)に広がる広大な里山や棚田、空家、廃校などを舞台に繰り広げられるアートの祭典。2000年から3年に1度開催されており、総合ディレクターを務めるのは女子美術大学教授の北川フラム。2009年の第4回は7月26日から9月13日までの開催。空き校舎をアートでよみがえらせる「廃校プロジェクト」などが企画の中心で、旧真田小学校の校舎をまるごと田島征三の絵本の世界にした「絵本と木の実の美術館」や、旧仙田小学校に、東京芸術大学、東京大学、大阪大学などが新たな交流と想像力が交錯する場を創る「克雪ダイナモ・アートプロジェクト」、旧名ヶ山小学校に、日本・中国・韓国の有名画廊が集結し画廊街と化す「福武ハウス 2009」といった、様々な展示や活動が行われる。また、集落や田んぼ、空家などを舞台に、38の国と地域のアーティストによる350点以上の作品が展開。期間中はさまざまなイベントやワークショップも開催される。