福岡ソフトバンクホークスマーケティング株式会社(本社・福岡市)が、福岡Yahoo!JAPANドーム内に2010年7月3日にオープンする、王貞治の偉業をたたえるミュージアム。王は、選手としては、1959年に読売ジャイアンツに入団し、長距離打者として同球団のV9(1965年から9年連続日本シリーズ制覇)に貢献。77年に、当時の本塁打世界記録を更新(756本)するなど活躍して、国民栄誉賞の第1号を受賞した。監督としても99年、2003年に福岡ダイエーホークス(現ソフトバンク)で日本シリーズを制覇。06年には日本代表監督としてプロ野球の国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)の第1回大会を制した。同ミュージアムは「本物に出会えるベースボールミュージアム」、「こどもたちが楽しめるベースボールミュージアム」、「成長し続けるベースボールミュージアム」、「自分だけの楽しみ方ができるベースボールミュージアム」の4つのコンセプトのもとに、王の魅力の根源に迫り、それを次世代へと継承することを目的としている。2150平方メートルのスペースに、王の活躍した昭和の時代を当時の映像や思い出の品でふり返る「王貞治歴史館」、スタジアム風のワイドシアターで世界新記録の756号ホームラン達成の瞬間を味わえる「ホームランシアター」、ピッチングマシンによって再現されたプロ野球のピッチャーの投球を、バッターやキャッチャーの視点から体感できる「王貞治 89スタジオ(やきゅうすたじお)」など、さまざまなアトラクションが設営される予定。