歴史的事件に関する展示品や新聞記事、メディアの歴史や報道最新技術など、報道にかかわるさまざまな資料を世界中から集めた「ニュースの博物館」。2002年3月までアメリカのバージニア州内にあったが、08年4月11日、首都ワシントンD.C.の中心地、連邦議会とホワイトハウスを結ぶペンシルベニア通りにリニューアルオープンした。非営利財団法人「フリーダム・フォーラム」を中心に、ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポスト、NBC、ABC、タイム・ワーナーなど多くのメディアが協力。15の映画上映室と最新鋭のテレビスタジオ2カ所を備え、14の展示室では、ベルリンの壁の一部や世界貿易センタービルのがれきなど、時代を象徴する展示品と、それを報じた記事やニュース映像などを見ることができる。ほかにも、過去500年の新聞一面記事350点や、取材中に命を落としたジャーナリスト約1800人を追悼する展示、報道疑似体験コーナーなどもあり、新たな観光名所となりそうだ。