2009年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本連覇を記念し、豊かな野球文化の創造を目指して創設された文学賞。主催は同賞実行委員会。ベースボール・マガジン社など出版社5社が後援。前年の1年間に出版された、野球を扱った小説や漫画などの中から、ベストナインにちなんで9作品が選ばれ、その中から大賞を選出。2010年3月10日、第1回大賞に本城雅人の小説「ノーバディノウズ」が選ばれた。同作品はアメリカ大リーグで活躍する野球選手の謎を新聞記者が追うというミステリー。ベストナインには、松下茂典の「あの日、野球の神様は“背番号3”を選んだ~天覧試合昭和34年6月25日~」など。元プロ野球選手で野球評論家の小宮山悟や、エッセイストの綱島理友らが選考委員。