毎年、北海道東川町をメイン会場に開催される、全国の高校生チームによる写真コンクール。正式名称は全国高等学校写真選手権大会。東川町、美瑛町、上富良野町、東神楽町、旭川市の1市4町のほか、北海道新聞社などが主催。東川町では、写真文化による豊かな都市づくりをめざして、1985年に「写真の町宣言」を行っており、その10周年を記念し94年に同大会を開催した。高校生が人や自然と交流する機会を提供し、写真を通して感受性や創造性を育むことなどを目的としている。同一校の高校生3人でチームを組み、4~8枚からなる組写真を郵送応募。7月下旬に初戦を勝ち残った代表18校が一堂に会し、大雪山国立公園一帯を舞台に本戦となる撮影会を数日間にわたって行う。本戦では選手全員が同じ機材を使い、定められた数カ所の撮影ポイントで撮影を行う。2005年の第12回大会よりデジタルカメラの使用に切り替わった。第17回となる大会が10年7月27~30日に行われ、全国377校の中から沖縄県立南部工業高等学校が優勝に輝き、昨年に続く大会2連覇を果たした。