2012年7月25日~8月9日に、ロンドン・オリンピックの競技種目として行われる女子サッカーの大会。大陸別の予選を勝ち抜いた12チームで頂点を競う。出場チームは、開催国として予選免除のイギリスのほか、ヨーロッパ代表のフランスとスウェーデン、南米代表のブラジルとコロンビアがすでに決定。このほか、アジア、アフリカ、北中米カリブ海から各2チーム、オセアニアから1チームが参加する。本大会は、まず4チームずつ3グループに分かれ、前後半45分ずつのリーグ戦を実施。各グループ2位までと、3位のうち成績上位2チームの計8チームが準々決勝に進出する。準々決勝以降はトーナメント制となり、90分で決着がつかないと前後半15分ずつの延長戦、それでも勝敗が決しないときはPK戦を行う。1チームの選手登録人数は18人、予備登録が4人。23歳以下が主体となる男子サッカーと違って年齢制限はない。本大会への出場権を賭けたアジア地区最終予選は、11年9月1~11日の11日間、中国の山東省済南で集中開催される。出場国は日本(なでしこジャパン)のほか、中国、オーストラリア、韓国、北朝鮮と、予選を勝ち上がってきたタイの計6チーム。1回戦総当たりで成績上位2チームが本大会への出場権を獲得する。女子サッカーがオリンピックの正式種目に採用されたのは、1996年のアトランタ・オリンピックから。日本は2000年のシドニー・オリンピックを除く3大会に出場しており、最高成績は08年北京オリンピックの4位。