国内での地産地消や、日本の食文化の普及、発展に貢献した料理人を顕彰する制度。農林水産省が2010年に創設した。対象となるのは、卓越した技術や技能をもつ、現役の料理人と菓子職人。(1)産地と連携し、伝統野菜や新しい農産物を生かしたメニューを創作するなど、地場素材の発掘で産地や生産者に寄与する、(2)食品会社等と連携し、新たな食品や調味料の開発により、地域や食文化の発展に貢献する、(3)日本の食材や食文化、調理技術等を海外の料理人に教授・指導して、それらの利用を拡大させる、といった取り組み、もしくは同程度の貢献をおおむね5年以上続け、他の模範となるような功績が認められることを要する。応募は自薦、他薦を問わない。事務局による第一次選考、審査員による第二次選考ののち、該当者にはまずブロンズ賞が贈られる。ブロンズ賞を受賞後、引き続き5年以上の継続と功績が認められるとシルバー賞、さらに5年以上の継続と顕著な功績により、ゴールド賞が贈られる。