欧州主要建築家フォーラム(the Leading European Architects Forum LEAF)が主催する、次世代の基準となる優れた建築デザインに贈られる国際的な建築賞。正式名称は、スポンサーの企業名が冠についたThe Emirates Glass LEAF Award。2004年から毎年、実施されている。応募条件は、授賞式の前年の1月から翌年の6月までに完成した建築物であること。10年のリーフ賞は、商業建築部門や公共建築部門などの10部門で構成され、この中からさらに大賞が選出される。10年9月にロンドンでthe LEAF Awards 2010の発表があり、静岡県熱海市の住宅「プラス」(マウントフジアーキテクツスタジオ)が個人住宅部門賞(Residential Building of the Year(single occupancy))を、神奈川県厚木市の私立小学校「七沢希望の丘初等学校」(中村勉総合計画事務所)が環境を考慮した持続可能な開発部門賞(Best Sustainable Development)を受賞した。日本では、08年にサントリー美術館(隈研吾建築都市設計事務所)が商業建築部門賞(Commercial Building(public))を受賞している。2部門での受賞は初めて。なお、大賞(Overall winner)は、公共建築部門(Public Building)を受賞した南アフリカ、ヨハネスブルクのサッカーシティー競技場(Boogertman+Partners)が受賞した。