洗練され、あくどさがなくなって、さっぱりとした感じになる。いやみがなくなる。「灰汁抜けする」ともいう。「抜擢(ばってき)されて係長になったせいか、彼もこのところぐっと灰汁が抜けてきたね」
〔類〕垢が抜ける
〔語源〕「灰汁」は、(1)わら灰・木灰を水に浸して取った上澄みの液。アルカリ性で、洗濯・染め物などに使う。(2)野菜類などに含まれる、えぐ味・苦味・渋味・辛味などのある成分。