間抜けたことをする。失敗をする。へまをする。「どじを組む」「どじを食う」「どじを働く」「どじを張る」ともいう。「サインの見過ごしというどじを踏んで、勝てる試合に負けてしまい申し訳ない」
〔語源〕「どじ」の語源説には次のようなものがある。(1)「鈍遅(鈍くて遅れをとる)」の転。(2)「とちる(物事をやり損なう)」の名詞化「とちり」の転。(3)「どじくじ(はっきりしないさま)」の下略。また、「どじを踏む」は、昔、相撲で、土俵の外に足を踏み出して負けることを「土地を踏む」と言った、そのなまりという説もある。