人や動物の胴体の下部から分かれ出て、体を支えたり歩行に用いたりする部分(「足の長い人」)、また、とくに、足首から下の部分(「足の裏」)。さらに物の下部にあって、同じような形態や働きをしているもの(「机の脚」)をいう。ここから転じて、速さや能力を示す語として、「足を伸ばす」「おとなの足でも10分はかかる」など。また、行き来する手段や機関を表す語として、「足がない」「足が遠のく」「通勤の足」など。さらには動くものとして、超過する支出・欠損や銭(ぜに)の異称として、「足が出る」「お足が足りない」などと使う。