この辞典の主な記号
・見出し語中での記号
( ) 省くことが許容されている送り仮名
〈独〉外来語の言語(ドイツ語の例)。英語由来は無印
・解説文中の記号
【 】常用漢字による表記
〈 〉 常用漢字にない漢字を含む表記
◇ その漢字を用いた熟語
「 」 用例や成句
= 用例中の見出し語の省略
(注) 俗字や代用字
国語辞典(広辞典)
(1)この辞典は、新修広辞典 第5版 大活字版 宇野哲人編(2001年6月 株式会社集英社発行)をもとにした。収録データの一部あるいは全部を無断で複写・複製・転載することは法律で認められた場合を除き、著作権の侵害となります。
収録語
(1)この辞典は、現代生活に必要な言葉として約5万語を選んで収録した。
(2)一字漢字は、常用漢字・人名漢字のほか、日常用いられている非常用漢字も含めて、約四千五百字を収録した。
見出し語
(1)見出し語は「現代仮名遣い」によった。
(2)見出し語の配列は、五十音順とし、外来語の長音(ー)は、その発音がア列のものはア、イ列のものはイ、ウ列のものはウ、エ列のものはエ、オ列のものはオとみなして配列した。
また、「現代仮名遣い」で「ぢ」「づ」と表記するものについては、それぞれ「ち」「つ」の位置に置いた。
(3)一字漢字のうち、常用漢字については、「常用漢字表」に認められている音・訓のすべてを、各見出しごとに、[音][訓]を用いて示した。
(4)「同音漢字による書きかえ(第32回国語審議会報告)」に掲げてある語については、原則として、書きかえ字を見出し語とし、非常用漢字のほうは、解説の冒頭に〈 〉の記号で囲んで示した。
また、幾通りにも表記することができる語については、常用漢字による表記のほうを見出し語として用い、非常用漢字による表記のほうは〈 〉の記号で囲んで解説の冒頭に示した。
(5)外来語の原つづりは、原則として日本に渡来してきたと思われる言語を採用し、英語は無印、その他の言語名は、次の略号によって表示した。
ドイツ語→〈独〉
フランス語→〈仏〉
スペイン語→〈西〉
ロシア語→〈露〉
ラテン語→〈羅〉
イタリア語→〈伊〉
オランダ語→〈蘭〉
ギリシア語→〈希〉
ポルトガル語→〈葡〉
和製英語→〈和〉
中国語→〈中〉
梵語(サンスクリット)→〈梵〉
(6)瓦斯、珈琲など、当て字が広く使われている外来語は、見出しを原つづりで表示し、当て字は解説の冒頭に示した。
(7)送り仮名は内閣告示「送り仮名の付け方」に基づいて、原則として本則または例外で表示したが、許容として省くことができるものは、省いてもよい部分を( )で囲んで示した。例えば、「生(ま)れる」は「生まれる」が本則で、「生れる」が許容であることを示す。
解説文
(1)解説は原則として、「常用漢字」・「現代仮名遣い」を用い、わかりやすく、簡潔にしたが、非常用漢字を用いたほうが理解しやすい場合には、( )内に読みを入れて用いた。
(2)一つの語で幾つもの言い方があるものは、それぞれを見出し語として表示し、参照する項目を、⇒で示した。
(3)一字漢字の解説は、漢和辞典としても利用できるように配慮し、熟語を、◇の記号で例示した。また、俗字や代用字などについては、(注)の記号を用いて解説を加えた。
ペン字画像
(1)ペン字はペン習字界の第一人者である三浦冬石先生の麗筆によった。
(2)書体は最も広く用いられている行書体を採用したが、一字漢字の場合には、楷・行・草の三体を収録した。