(犬や馬が駆け去ろうとするとき、後足で砂をけ散らすことから) 世話をかけた恩人への義理を忘れるばかりか、去り際に、さらに迷惑をかけることをいう。
〔類〕後は野となれ山となれ
〔出〕歌舞伎(かぶき)・芽出柳緑翠松前(めだしやなぎみどりのまつまえ)
〔会〕「健一のやつ、竹内先生のたいせつな本、売っちゃったんだって」「先生にはあれだけ世話になっていながらな」「竹内先生も後足で砂をかけられたようなもんだ」